ご挨拶

日本抗加齢医学会の学びを通して、今後生じうる大きな社会問題(2030年問題)に危機感を抱きました。

 

 ・少子高齢化

 ・国民皆保険制度の行方

 ・介護保険料の負担増

 ・認知症患者の増加

 ・フレイル

 

他人に迷惑をかけずに一生を終えることは出来ません。

人は生まれたその時から死へのカウントダウンが始まります。何があろうと、その時まで天命を全うするしかありません。

自分の哲学として、なるべく人様(特に子供たち)に迷惑がかからないよう、認知症にならず、寝たきりにならず、死ぬ時は、悔いが残らぬよう自分の魂が宿っているこの体を使い切ってから、この世を去りたいと考えています。

 

健康的に永く生きるには、心と身体の仕組みを知り、労ること、メンテナンスが必要です。

 

近代西洋医学は、『闘病』を目的と考えた時の強力なツールになりますが、治療はどちらかと言えば、医者任せ、薬任せです。

 

健康の定義は人それぞれになりますが、統合医療(伝統医療、補完医療)では、自身の心と体の『調和』、病気は有っても健康でいられる共存、折り合いをつける健康自己管理方法の一つで、よりよく生きればよしとしています。

 

当院では、近代西洋医学、統合医療のどちらかが優れているということではなく、

ご自身が学び、組み合わせ、体感することで、

健康レベルを上げたい(ウエルネス)、年齢相応の、心身がもっと生き生きとした状態を維持したい(オプティマルヘルス)そういった哲学(健康自己管理主義)をお持ちの方を応援致します。

 

年金制度を考えるに、元気な老人は一生現役、労働、納税、経済活動を続けることが、国にとって子供達にとって必要かもしれません。

 

個人的な考えですが、将来的にこれらの考え方に共感する異業種(農家、栄養士、調理師、鍼灸師、ヨガマスター、エステティシャン、医療アロマ、獣医師、歯科医さん、芸術家さんなど)様々な方々と情報をシェアし、(個)ー(企業)ー(街) 3方がWin-Win-Winの関係が築けるハブ的な機関でありたいと考えています。

 

統合医療導入は、これらに対する自分なりのアプローチ方法です。

 

病院名称変更は、トヨタ自動車、豊田社長が曰く、『未来をつくるのは目標でも規制でもなく、意思のある情熱と行動だ!』。その行動、意思表示で、

私達の未来への第1歩と言ったところでしょうか。

 

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

2021年7月吉日

医療法人社団川口クリニック

理事長 川口 聡

日本抗加齢医学会専門医